CGオンエア「デザイントーク」中村史郎氏 マセラティのデザインについて熱く語る
![CGOA227 maserati design talks 2](https://maserati.scene7.com/is/image/maserati/maserati/regional/jp/CGOA227%20maserati%20design%20talks%202.jpg?/jcr:content/renditions/original&fit=constrain)
自動車雑誌『カーグラフィック』の公式動画チャンネル「CGオンエア」にて、「マセラティ」をテーマにカーデザイナーの中村史郎さんとカーグラフィック代表の加藤哲也さんが対談を行いました。
1957年に登場した同社初の量産モデル「3500GT」と新型グラントゥーリズモ、そしてMC20チェロを前に、同社のデザインの歴史と魅力について語ります。
中村さんが子供時代に憧れた1950年代当時のエレガントさとスポーティさを絶妙に融合したマセラティから話は始まります。1970年代以降のイタルデザインが手掛けたモデルについても触れられ、マセラティのデザインがどのように大胆に変革していったのか。中村さんは特に、デザインの細部に宿るキャラクターの違いや各モデルの持つ個性をについて解説します。
現在のマセラティについても伝統的なデザイン要素を受け継ぎつつも、現代風に解釈されている点を論評。また、AIの進化がデザイン業界にもたらす影響についても言及され、ブランドのストーリーや歴史の重要性を語ります。新旧のマセラティを並べて比較することで、そのデザインの美しさと革新性が浮き彫りになり、マセラティのファンや車のデザインに興味がある人にとって非常に興味深い内容となっています。
"The Others Just Travel(人生を彩る快適な旅)"のコンセプトのもと、新型グラントゥーリズモはスポーツカー特有の高いパフォーマンスと、長距離走行に適した快適性を兼ね備えています。デザインは、美しさと機能性の理想的なバランスを表現しており、虚飾要素は一切ありません。他とは一線を画す個性と、一目でそれとわかるライン、クラス最高の力学を補完するにふさわしいピュアなフォルムは、クルマの正統性と洗練されたデザイン要素を際立たせています。
長いボンネットと4本のフェンダーが交差する中央のボディは、マセラティの全てのモデルに共通するクラシックなプロポーションを踏襲しています。逆にルーフラインはダイナミックに下がり、アイコンであるトライデント(三叉槍)のロゴを配したピラーのカーブが強調されています。
LINE UP
GranTurismo Trofeo
GranTurismo Modena
MC20 Cieloは、まさにその名前の中に表現されています。マセラティ・コルセ(「レーシング」の意)を指す「MC」、マセラティブランドにとって新時代の幕開けとなった2020年を指す「20」、そしてイタリア語で「空」を指す「チェロ(Cielo)」は、クーペタイプの優位性をそのままに、広い空の下で運転する悦びや楽しさを追求するモデルであることを強調しています。
また、革新的なV6 ネットゥーノ・エンジンを搭載するMC20チェロは、格納式ガラスルーフという独創的な仕様によって、スポーツ性とラグジュアリーの完璧な融合を実現。新型スパイダーはマセラティの大胆な姿勢と無限に広がる空をつなぐ接点となり、特別な「空の感覚」を生み出します。マセラティの新型スパイダーであるMC20 Cieloは、革命的なV6ネットゥーノ エンジンのスポーツ性とセグメント特有の格納式ガラスルーフによるラグジュアリー性が絶妙なバランスで共存しています。
LINE UP
MC20 Cielo
Related stories
International
Africa
Europe
America
Asia
Middle-east
Oceania