ファナテック GT2 ヨーロピアン・シリーズでマセラティが快挙を果たす バルセロナでアマクラスのタイトル獲得

The Maserati GT2 car number 2 of the LP Racing team, driven by Philippe Prette on the Barcelona racing circuit
マセラティ「GT2」のフィリップ・プレッテとLPレーシングチームが栄光を手にし、2024年選手権で最多勝利を達成
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バルセロナ発、2024年10月13日 – マセラティの2024年ファナテックGT2 ヨーロピアン・シリーズでの初のフルシーズンが、バルセロナのカタルーニャ・サーキットで幕を閉じました。LPレーシングマセラティ「GT2」2号車のフィリップ・プレッテがアマクラスでドライバーズタイトルを獲得し、LPレーシングがチームチャンピオンに輝きました。また、TFTレーシングマセラティ「GT2」24号車のアレクサンドル・ルロワがドライバーとして3位、ともにTFTレーシングチームも3位を獲得しました。プロアマクラスでは、LPレーシングマセラティ「GT2」1号車のレオナルド・ゴリーニとカルロ・タンブリーニがドライバー2位、チームでも2位に輝きました。

マセラティは今シーズン、16回のポールポジション(プロアマで6回/アマで10回)、12回の優勝(プロアマで5回/アマで7回)という輝かしい成績に達しました。

最終戦のバルセロナ・サーキットでは、レース1 で、ダイナミック・モータースポーツのマセラティ「GT2」67号車をドライブするロベルト・パンパニーニとマウロ・カラミアの活躍で1勝、TFTレーシングの24号車をドライブするルロワがアマクラスで2位を獲得しました。レース2では、LPレーシングの抗議後にアマクラスでプレッテが勝利を確定させ、ルロワが再び2位となりました。

 

<レース1>

土曜日の雨の中で行われたレースでは、カラミアとパンパニーニのマセラティ「GT2」67号車が1位でゴール、カラミアは後半で優れた走りを披露し、2014年「トロフェオ・マセラティ」レースチャンピオンとして完璧なレースを展開し、リードを12秒に広げて初勝利を飾りました。タンブリーニとゴリーニは、前回の7位から4位まで順位を上げ、アマクラスではアレクサンドル・ルロワが2位に入りました。フィリップ・プレッテは総合4位でフィニッシュ、アマクラス1位でゴールしたものの、ピットストップの不正により4位に降格しました。

 

<レース2>

日曜日の晴天でのレースでは、タンブリーニとゴリーニはポールポジションからスタートしたものの、ダブルペナルティ(スタート時の接触に対する10秒とトラックリミット違反に対する5秒)を受け、5位でフィニッシュしました。土曜日に高いパフォーマンスを見せたカラミアとパンパニーニは3番グリッドからスタートしましたが、勝利を再び収めることはできず、9位でゴールしました。フィリップ・プレッテはアマクラスで2位でしたが、スタート時の不正な動きによるピットストップで5秒のペナルティを受け、順位を下げました。

アマクラスの最終結果は、1位でフィニッシュした90号車が規則違反で失格となり、レース終了数時間後に決定しました。審査員の判断により、プレッテはレースでの勝利を手にし、ドライバーズおよびチーム順位を上げるために必要なポイントを獲得、チャンピオンに輝きました。同様に、ルロワは3位から1つ順位を上げ、2位となりました。カラミアとパンパニーニのマセラティ「GT2」も順位を1つ上げ、8位で終えました。

 

マセラティ・コルセの責任者であるマリア・コンティは次のように述べています。

「我々はアマクラスの最終順位で優勝し、他の2クラスでもタイトルに迫りました。選手権は最後まで接戦でしたが、マセラティ「GT2」の競争力を立証することができました。ファナテックGT2 ヨーロピアン・シリーズでの初のフルシーズンは、感動の連続でした。私たちは非常に高性能な車を開発したと確信していますが、それはプロアマクラスで5勝、アマクラスで7勝、そして他のどのメーカーよりも多くの勝利を挙げたことで証明されました。最先端の技術、卓越したパフォーマンス、そして独自のドライビングスタイルで際立つ車をチームとドライバーに提供できることを誇りに思います。これこそが、レース界での我々の目標であり、マセラティの情熱と競争心のDNAをトラック上で蘇らせるのです。」

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